補聴器の種類と簡単に言っても、販売しているメーカーで名称が違うこともあり非常に分かりにくい気がしますが、極端に言えば音が機械を通して二種類の異なった方法によって加工されている物に分かれます。
それは近年テレビで大きな変化があったアナログ式とデジタル式です。
しかしアナログ式と聞くと何となく古いイメージをもってしまいがちですが、テレビのアナログからデジタルへ移行したイメージとは違って、現在でもアナログが合う、アナログでなければ自分の耳に合わない人も多く存在します。
では補聴器のアナログ式がどんな物かというと、人との会話の声や物の音など、すべての音を大きくしてくれる性能を持っているタイプの物です。
例えるならば音楽プレーヤーやラジオなどイヤホンを通して聞いた時の感覚と似ており、これらの音響機器も音量調節のボタンを押せば全部の音が均一に大きくなったり小さくなったりします。
イメージとしてはボイスレコーダーで録音したものをイヤホンで再生して聞くのが一番近い例えだと言えるでしょう。
このようなイメージからも連想してみてわかる通り、アナログ式は聴力の低下などでたくさんの音が聞こえにくくなってしまった人や、高度の難聴の症状をもつ人にとっては欠かせない存在です。
またデジタル式と比べ価格も低価格なものが多いのがアナログ式の魅力でありメリットでもあります。
デメリットは全部の音量が大きく聞こえるため、聞きたい音だけを聞きたい時でも、騒がしい所などで使用すれば、雑音も大きく聞こえてしまうため、うるさいと不快に思うこともあります。
これらのことからアナログ式のメリットやデメリットをまとめてみると大きな音量で全体が聞こえるという点が使用する人にとって違ってくると言えるでしょう。
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